私は時計が好きです。
かと言って、高級時計をコレクションしているわけではありません。
とっても憧れますけれど(^^;)
私が好きなのは時計そのもののデザインです。
普段何気なく見る丸い壁掛け時計など「時計」と言う存在そのものにロマンを感じています。
時計どこにロマン?というお話です。
まず、惹かれているのは
そのデザイン。
丸い円の中を60に分割し、規則正しく針が一週する。
それ以外の動きは一切ありません。
針が一定のスピードでくるくると回る。
全く無駄な動きはありませんし、隙もありません。
そして、伝えるべき「時」を、正確に伝えます。
どこのどんな国に生まれようとも、時計は見る人に正確な情報を瞬時に伝えてくれます。
究極のシンプルイズベストなデザイン。
「丸」という形は見る人に安心感を与えるそう。
かつて美術の先生が、
人は、人格が穏やかになればなるほど、丸い絵を描くと仰っておりまして、、
諸説はあると思いますが、
丸い形と無駄のない針の動きが合わさった時計と言う物には
美しさや安らぎを感じます。
時計の始まりは、日時計から始まり、水時計、砂時計、ぜんまい式が発明され
ルイ11世のころには腕時計のような携帯式時計が生まれたそう。
では、いったいどこであの丸い形となったのでしょう。
調べていくと、天文時計という時計の始まりのような、
主要な惑星の相対的な位置などを示すための特殊な装置と文字盤を備えた時計があったそうです。
そして、その元となったのが、古代の天文学者や占星術者が用いた天体観測用の機器アストロラーべとの事。(↓まさかアマゾンで売っているとは!アンティークだそうです。)
そして、こちらが、天文時計です。
(有名なチェコ共和国の首都プラハの天文時計 中核となる部分は1410年に製造され、1970代に復旧)
なんて、ロマンチックな形状をしているんでしょう。
写真を見るだけでも、うっとりするような、美しさです。
なるほど、時計の形状は宇宙を詰め込んだ宇宙そのものだったのですね、
ロマンチックに感じるはずです。納得。
当時、実用目的で作られた時計は、
これまでの時がたち、
これからの時を刻み、
途切れる事のない時間の糸を未来へつむぐんでしょうね。