私には関係ないと思ってる?FAGAと言われる女性の薄毛のお話

FAGAってなに

今回は薄毛のお話です。
「私には関係ないわ」と思った人、本当にそうでしょうか??

女性にまつわる薄毛は、あまり知られていません。
でも、年齢を重ねると薄毛で悩む女性は本当に多いのです。

また、誤解している人が多いのですが、薄毛の原因は単に加齢だけではありません。
若くても薄毛になる人も多いのです。

髪型はおしゃれにとって重要な要素。
今は関係ないと思っている人も知識を持っていても損はありませんよ。

女性の薄毛「FAGA」とは

女性の薄毛女性の薄毛は男性の薄毛とは、その発症のメカニズムや、症状が違います。
女性の薄毛はFAGA(Female Androgenetic alopecia 女性男性型脱毛症)と呼ばれています。

「なんとなく髪のボリュームが減った」
「分け目がひろがった気がする」
と感じた方は薄毛が進行していますが、気付いていない人も多いのも事実です。

これは、「びまん性」と言って、女性の場合、広範囲にわたって、徐々に薄くなっているいくので
少し薄毛が進行しても気づきにくいのです。
また、少し気にしても、市販のヘアケア用品を購入するくらいで済ませている人が大半です。

でも、発毛には治療が必要です。男性のAGA治療は浸透していますが、
女性のFAGAにも、もちろん治療できるクリニックはあります。

「FAGA」のメカニズム

FAGA
「FAGA」はどうして起こるのでしょうか?
男性も女性も、薄毛のメカニズムはヘアサイクルの乱れが原因です。
正常の頭髪は、週毛期といって、一定の期間で抜けたり、生えたりを繰り返しています。

ところがFAGA・AGAになると、ヘアサイクルが乱れ、発毛する時期より抜ける時期のほうが多くなってしまい、結果として毛量が少なくなってしまうのです。

また女性ホルモンの影響も深くかかわってきます。一般的に女性ホルモンは30代以降徐々に減少し、40歳を超えると急速に減少していきます。
女性ホルモンが減少した際には、女性の中にある男性ホルモンの割合が大きくなってしまい薄毛につながるのです。

妊娠や授乳でホルモンバランスが崩れた時も、抜け毛が多くなりますね。この場合の抜け毛も同じくホルモンバランスの影響なのです。

「FAGA」になる原因は?

どうして「FAGA」になってしまうのでしょうか。その原因は一概には言えませんが、多くの場合下記のような状態により
ホルモンバランスを崩されてしまうことがあるようです。

  • 遺伝…家系に薄毛の人がいる場合、遺伝的要素も要因の一つとして考えられています。
  • ストレス、睡眠不足、たばこ…ストレスや睡眠不足により頭皮への血流が減少して薄毛の原因となります。ストレスが原因の場合は例え若い女性といえども薄毛になります。
  • ダイエットや栄養不足…食の乱れもホルモンバランスに影響します。
  • 脂漏性皮膚炎…頭皮や顔面、髪の生え際、耳の周囲、などの部位に炎症が起きて、脂ぎった黄色い鱗くずやフケが生じる病気です。
  • ヘアケアのし過ぎ…カラーやパーマ、ヘアアイロンなどやきつく縛るなど髪を傷める要因となります。
「FAGA」の治療

FAGA受付
一般的にはカウンセリングし、内服薬や外用薬を使用します。
内服薬や外用薬で治療を進め、注射器を使い製剤を針で注入する治療を行う事もあります。
治療については、クリニックによって様々で治療費も治療や検査によって価格も変動します。
まずは自分のいきたいクリニックにHPや電話などで直接、調べる必要があります。

また、一回の治療で発毛効果を実感できることは少ないので回数を通院する必要があります。
そして、確実な効果があるかというと、個人差があるので、必ず効果があるとは言えません。
発毛までに至らないケースもあることを念頭におきながら治療においては慎重に考慮する必要があります。

「FAGA」の費用

FAGAの費用FAGAの治療に保険は適用されません。
美容整形や、脱毛クリニックと同じく、保険適用外です。
ですので、治療は検査や薬剤注入など行う治療によって高額になることがあります。

さらに、発毛するまでには、通院する必要があるので、
FAGA治療=高額と考えて良いでしょう。

無料カウンセリングを行っている医院もあるので、詳しくは、
費用の面などもしっかり相談するのが良いと思います。

FAGAの一般的な相場は、
診察料 5000円前後、
内服薬の処方 1万円前後、
外用薬 5000円前後、
注射による注入 10万円前後、
といったところです。美容整形や、脱毛クリニックと同様にFAGA専門医院での治療は
費用は掛かると思っていてよいでしょう。

また、FAGA専門のクリニックではなくとも、内服薬や外用薬の処方のみなら、
一般の皮膚科で処方してくれるところもあります。
皮膚科医院でAGAなどのポスターを張っている医院は治療に対応している医院が多いです。

一般病院のメリットは、受診できる医院が多くあり費用に関しても専門医院に比べれば安価です。
ですが、治療も薬も、保険適応外で、通院する必要があるのは同じです。
相場としては、5000円~15000円前後ですが、一般病院においても費用のご相談されるのが良いでしょう。

また、安ければよいというわけではなく、発毛を実感できることが通院の目的なので
よく考えたうえで自分に合った医院を選ぶことが大切です。

「FAGA」のクリニック

では、関東、関西で開院されているFAGAの専門医院を見てみましょう。
こちらで紹介する以外にも全国にたくさんのクリニックがあります。

横浜中央クリニック

公式サイトをみる
クリニック概要
診察から治療、アフターケアまで院長が担当。診察・カウンセリングは無料。
完全予約制、個室対応
治療
医療機関のみ施術が認められている発毛・育毛療法。毛髪再生に欠かせない「細胞成長因子」を使用。各種ビタミンや血行促進剤を配合することで発毛を促す。
約4週間(1ヶ月)おきに3回受けることで発毛効果を期待できる。通常6回(1クール)の治療を受ける事を推奨されている。
梅田ビューティークリニック


公式サイトをみる
クリニック概要
完全個室、初診料、カウンセリング、検査が無料。
オンライン診療があり、2回目からはスマホで診療が受けられる。
治療
治療薬+幹細胞メソ治療(注射療法)
薬液にヒト脂肪幹細胞より抽出した「幹細胞抽出たんぱく」をブレンド強力な髪の成長進因子が直接毛根に届くことによって毛包の成長を刺激する

いかがでしたでしょうか。

女性の薄毛の話。

今は関係ないと思っていてもホルモンバランスの乱れなどでどんな人でも薄毛になる可能性があると分かりました。

バランスを崩さないように日々の生活を整える事が重要ですが、

いざというときには、治療の知識があるだけでも、むやみに悩まなくてもくなるかもしれません。